バイナリーオプションでは日々さまざまなテクニックが開発されており、ときにはこれまでにないような先進的な手法を実現しようとする人もいます。また、そうした独自の手法をセミナーやツールという形で販売する人も多いでしょう。
初心者ほどそうした新しい手法が気になってしまうものですが、むしろ初心者のうちこそ『基本中の基本』を押さえるべきです。応用テクニックというのは基本ができてこそ価値が分かるため、いきなり難しいものを導入するのは大変でしょう。
そこで今回はバイナリーオプションで使われることの多い『移動平均線』について書いていきますので、基本テクニックが欲しいという方はチェックしてください。
移動平均線についての概要
そもそも移動平均線とは何なのかですが、ざっくりまとめると『一定期間の終値の平均値を線でつないだもの』となっています。こちらはアメリカの方が発明したチャート分析の方法であり、その歴史はかなり古いでしょう。
古い手法というだけで効果を疑う方も多いのですが、たとえば世界中で使われているローソク足については江戸時代の日本にて生まれたものであるように、投資の基礎というのは早い段階で完成されていたことが分かるでしょう。
移動平均線の設定方法
この移動平均線を用いる場合、まずはテクニカル分析ツールが必要です。こうしたツールはお金がかかりそうなイメージがあるでしょうが、実はMT4などの無料で使えて人気もあるツールが存在しますので、そちらを利用するといいでしょう。
なお、移動平均線は英語で『moving average』と表記されており、こちらを選択すると次に期間を設定します。期間については好みで設定しても大丈夫ですが、最初はおよそ1ヶ月間の平均値が分かる25あたりが使いやすいでしょう。
移動平均線の使い道
では移動平均線を活用することでどんなメリットがあるのかですが、やはり『相場の傾向がざっくりと把握できる』のに注目です。移動平均線はその名前の通り平均値を表示してくれるので、一定の期間の情報をまとめて確認するには最適でしょう。
とくにトレンド相場に強く、流れに沿ったエントリー…いわゆる順張りを狙う際には非常に役立ちます。ただし移動平均線だけでは急な動きに判断しきれないことがありますので、できるだけほかの指標とセットで使うといいでしょう。
バイナリーオプションでも基本となるもの
移動平均線はバイナリーオプションにて流れを掴む際に基本となりますので、これから始める人は意識しておいて損はないでしょう。